民藝運動の創始者、柳宗悦さんの集大成である日本民藝館。柳さん自体は思想家で職人ではありませんでしたが、その目利きの力は後世に与え続けている影響力を見れば分かります。
実はこの建物も、大原孫三郎さんという実業家(倉敷紡績などを経営)からの援助であり、本館と向かい合う別館に柳さんも住まれていました。
財産のほとんどを日本、朝鮮、中国の民藝品収集に費やされた。それでも何とかやってこれたのは応援者がいたからでしょう。
まずは生活を、と最初から諦めるのではなく、やりたいことが見つかったらとりあえずできるところまで、がむしゃらにやってみるべきだと思いました。
坂本龍馬も言っています。「何でも思い切ってやってみることですよ。どっちに転んだって人間、野辺の石ころ同様、骨となって一生を終えるのだから」と。